「 ロープ作成スクリプトのためのウンチク 」の記述に質問が寄せられましたので、この場にも補足説明としてコメントを追加しておきます。

引用：

ここの意味をもう少し丁寧に述べますと、

t(0) = 2.3, t(1) = 2.6 ということは、アンカーポイント2番と3番の間で（ ポイント番号は0番から始まります ）ベジェパラメータが 0.3 と 0.6 の位置にアンカーポイントを追加するということを意味します。

スクリプトで

insert control point at 2.3

として、アンカーポイント2番と3番の間で t = 0.3 の所にポイントを追加すると、この新たに追加されたアンカーポイントが3番のポイントとなってしまいます。

ですから次に追加するポイントは 3番 と 4番（ 元々3番だったポイント ）の間に追加されなければなりませんし、その値も t = 0.6 ではありません。

このような場合、ベジェパラメータは比例配分で換算することができます。

3番と4番のアンカーポイントは、2番と旧3番（ 現在の4番 ）の間で定義されるベジェパラメータでは 0.3〜1.0 の区間に相当します。

ですから 2番と旧3番（ 現在の4番 ）で定義されるパラメータの 0.6 の位置は、3番と4番ので定義されるパラメータ基準では

（ 0.6 - 0.3 ）/（1 - 0.3）= 0.4287

として計算されます。

こうして t(1) = 2.6 に相当する二番目のアンカーポイントの追加は

insert control point at 3.4287

となるわけです。

上記ではパラメータの小さい方からポイントを追加する例を紹介しましたが、実際にはウンチクのなかで述べているように、パラメータの大きな値の方からポイントを追加する方が換算が簡単になります。

引用：

ありがとうございます。

記述ミスを修正しました。
《 1.6 BL_Param(p0, p1, p2, p3, lineL, targetL) の擬似コード 》

スミマセン、記述ミスを発見しました。

1.6項

＜ 誤 ＞
BL_Length() の中で用いられる simpsonN が大きいと、誤差は大きなままに留まってしまい、場合によっては解が収束しない（ 振動を起こす ）。 逆に小さすぎれば、必要以上に余計な計算時間を費やすことになる。

＜ 正 ＞
BL_Length() の中で用いられる simpsonN が小さいと、誤差は大きなままに留まってしまい、場合によっては解が収束しない（ 振動を起こす ）。 逆に大きすぎれば、必要以上に余計な計算時間を費やすことになる。


念のため訂正したファイルを再度添付いたします


rope.zip

Shade onlineの「開発者向け情報」のページに「ロープ形状作成スクリプトのためのウンチク」を掲載しました。
「Shadeプラグイン・スクリプト検索」の掲示板に投稿された記事からの転載です。
転載を許可していただいた加藤俊明さんに感謝します。

ダウンロードできるように修正しました。
ついでにアップロード可能なサイズを8MBにアップさせました。

投稿者名が日本語だとファイル名がおかしくなるようですが、
ファイル自体はアップされています。
ありがとうございました。

あれっ　！！

ダウンロードできないですねえ。

引用：

ということで、これです。

rope.zip

わざわざありがとうございます。
zip形式でファイルサイズが2MB以内でしたら、
このフォーラムにアップロード可能です。
フォーラムの投稿フォームの添付ファイルに
ファイルを指定することでアップロードされます。

ともあれ、便利なツールが一つできてなによりです。

ところで画像投稿機様、転載の件、読みやすくまとめたものが準備できました。
で、どうやってこれをお渡ししましょうか ?

掲示板を拝見しました。
何と、待望のpython版が早くも紹介されていました。早速トライしてみたところ、希望する形状がShade9で見事に再現されました。描画速度も全く気にはなりません。
　WinXP SP2, Pentium4 2.8GHz
メモリ1MB dual
　nVIDIA GeForce FX5200
まだ数回の描画ですが、私の希望からすれば十分に満足のいく状態です。

実をいいますと、帆船に使用するロープは部位によって右回り、左回りが決められていて、厳密な描画の場合は使い分ける必要があったのですが、今回のスクリプトはその選択も可能になっています。

開発者並びに今まで検討いただいた皆様、こんなに早く対応していただき誠にありがとうございました。

加藤様
帆船模型展をご覧いただきありがとうございます。今年もゴールデンウィークに開催します。

kenslab さん、Shade プラグイン・スクリプト検索 の掲示板をご覧になってみて下さい。
お目当てのものが見つかるかも。

引用：

おお、kenslab さんは横浜帆船同好会のメンバーの方なのですね。

ゴールデンウィークに有隣堂で開催される展示会は毎年楽しませていただいています。

私めも帆船の船腹の外版を自由曲面で綺麗に作ることを以前から色々と試しておます。
あれはなかなか工夫のしがいがあるモデリングですね。

　　　時の方舟

皆さんにいろいろとご配慮いただいているようで感謝しております。ありがとうございます。

全くの余談ですが、私は帆船模型同好会のWeb担当をしており、ページのアクセント付けにShade画像を利用しております。また、その中でShadeで描いた帆船なども紹介しています。
最近はShadeを利用した、船の１００本以上もあるフレーム（肋骨）の正確な図面化の方法を考案し、仲間に模型作りのツールとしてShadeを紹介しております。
それらの中で、ロープについてはとてもリアルだと評価をいただいています。
興味がありましたら下記のサイトをご笑覧下さい。
http://www5.famille.ne.jp/~ysmc/

引用：

はい、あのようなものでもよければ、一向に構いません。

が、どうせなら、ミススペルの修正とか、「ですます体」への統一などを行いたいので、それらを読みやすいようにきちんと整理した形のものを転載いただけたならと思います。

そのあたり連休中に手を加えますので、準備できましたなら再度この場で連絡いたします。

あんな読みにくい擬似コードではなくて python できちんと書いてあるといいですね。

でも短時間の内に正しい文法で python に書き直すのは自信がないので、python への書き換えをどなたかやっていただければ万々歳なのですが‥‥‥

掲示板を拝見しました、開発者向けのとてもよい情報ですね。
掲示板に書かれているようですので、過去ログにながれてしまわないように、Shade onlineの開発者向け情報に転載させていただいてよろしいでしょうか？

加藤さま
出かけていたため返事が遅くなりました。
このたびは掲示板の方に大変な労力をつぎ込んでいただきありがとうございます。掲示板がこのように活発に利用されているとは知りませんでした。
私はWindowsを使用していますので、Vistaに切り換えたときにShadeの旧バージョンが使用できなくなり、結果としてスクリプトが使用できなくなるのを危惧しています。
時間的にはそう急ぐわけではありませんので、加藤さまの解説を元にどなたか手を挙げてくださる方がおられることを切に希望いたします。
元のスクリプトは何種類もの編み方が可能となっていますが、私の場合は３本撚りのロープだけで結構です。

osamu001さんの方で作っていただけると万々歳なのですが、「ロープ形状作成スクリプト」作成に必要な情報を平山さんの「 Shadeプラグイン・スクリプト検索 」の掲示板に掲げておきましたので、もし Python で作ってみようかという方がいらっしゃいましたなら、参考までにどうぞ。

Shadeプラグイン・スクリプト検索

1/31〜2/07 にかけて順不同に5つのパートに分けて書き下ろしてありますのでちょっと読みにくいのですが、2/07 に全体の目次を掲げてあります。

ある程度 script に馴れていないと難しいかとは思いますが、線形状の均等N分割など他でも役立ちそうな情報も含まれているかと思います。

ロープ形状は拙作の Distributor（ Mac only ）で作れてしまうものですから、私自身が Python でロープ形状作成スクリプトを書く予定はなく、申し訳ないのですが、どなたか奇特な方がいらっしゃれば‥‥‥。

Bancho さま
コメントありがとうございます。
バージョンアップなのに何故仕様ダウンになってしまうのでしょうかね。
osamu001さんの掲示板が見つかりましたので早速直接のお願いをしてみました。osamuさんの目にとまってくれることを期待しています。