ルーメンによる指定はラジオシティを用いるときに、照明器具のルーメン値を入力するだけで照明の明るさを再現するために用います。

Shadeでの照明の明るさは、無限遠光源を基準に考えるとわかりやすくなります。

無限遠光源は、シーンのどこであっても同じ明るさになり、lxをオフにしている場合、1=100,000lxとなっています。これは、ほぼ晴天の屋外の照度となります。
この明るさが基準になっているので、蛍光灯程度の明るさがとても暗く見えるはずです。
lmをオフにしたときのShadeの光源の明るさは、139.56mmの距離で100,000lxになる、という意味です。

簡単な箱で実験してみてください。
3m立方の箱の天井に6200lmの照明器具を配置して、無限遠光源をオフにしてラジオシティを実行してみてください。basicやstandardでは自動露出補正がかかるので、それなりの明るさに描かれると思います。

professional版であれば、露出補正を手動で行うことができます。
手動で露出補正をかけると、7〜8段の露出で適正な明るさになる事がわかります。
晴天の日中と6200lmの蛍光灯のみで照らされた空間がで8段差（フィルム感度や絞りが同じときにシャッタースピードが1/1000⇔1/30〜1/15）ということになります。

ところで、テストがてら色々やっていたのですが、
H3,000mmxW3,000mmxL5,000mmの箱型の部屋に、蛍光灯を想定した
1,000mmx100mの四角形の面光源を天井付近に一灯配置して、
明るさはここを参考にして40W直管型蛍光灯２灯分・6200ルーメンとしましが、
明らかに暗すぎます。というか真っ暗です。
形状から出ているラインも当然[─┬─]こんな具合です。

で、ふと単位を[mm]から[m]にしてみたところ、
[mm]時：6200[lm]入力→ルーメンチェックOFF→139.56[mm]に自動換算→
単位変更[m]→数値が0.14[m]に→続いてルーメンチェックＯＮ→6200[lm]に自動換算→
改めて直接6200[lm]を入力→ルーメンチェックOFF→4.41[m]に自動換算
とよく分からない状況になり、この状態でレンダリングしてみると
今度は明るすぎるぐらいになりました。
形状からのラインも床を突き抜けています。

結局のところ現実の照明を正確に再現するには
どうすればいいのでしょうか…？？
どの座標単位のどの照度単位を信じればいいのやら…。

要は「見やすいように適当な光量にする」ってことなんでしょうか…。

8.1.1 Professional(win)を購入し、使用していますが、
点光源・スポットライトを作成した際に、形状情報ウィンドウに
[ルーメン]チェックボックスが表示されません。
面光源や線光源の場合にはチェックボックスが表示されます。

修正されているかな？と思い本日8.5アップデータを適用しましたが
やはりチェックボックスは表示されませんでした。

皆さんのところではいかがでしょうか？

今のところ私は他に致命的な不具合には当たっていませんが、
微妙に不便です…。