上部(あたま)を作ってみよう ↑
今回は細かいところは気にせずどんどんがわを作っていきましょう。
さて、メインディッシュともいえる車の上部(あたま)の作成を始めましょう。
ここもこのように分けました。
まず、接続部分の手前のよこの線形状を複製コピーします。コピーして、今までのように自由曲面の中に入れます。
その後も、ボンネットや接続部分を作ったときと同じように右半分を作成した後、線形状を鏡面コピーして「記憶」、「追加」ボタンでくっつけます。
さて、ここからが新しい操作方法です。
この車の窓ガラスをどう作ったかというと、形状をボディと窓ガラスと別々に作ったのではなく、表面材質で設定してひとつの形状でボディと窓ガラスを表現しました。
この方法のようにするにはまず、形状に厚みをつける必要があります。ガラスだけの形状を作るときも必ず厚みをつけます。
なぜ?と気になる人は、まいこのShade教室「講座3:様々な材質のガラスをつくってみよう 後半」を参考にしてくださいね。
厚みのつけるために先ほど作った形状を使って、図のような線形状で構成された自由曲面の形状を作ってみました。
作り方はまず、先ほどの形状の線形状を自由曲面から外に出します。
作成した2本のよこの線形状を「数値入力」で指定して複製コピーします。図のように基点を決めて、xyzの順に、0.95、0.95、0.9と設定します。
すると内側に移動した2本の線形状が複製されます。4本になった横の線形状を自由曲面にまとめましょう。
まとめると図の場所がおかしくなっているのが分かりますね。
さっそくたての線形状に切り換えて操作します。
最初から3番目のコントロールポイントをまっすぐになるよう編集、一番最後のコントロールポイントを選択して「modify」ツールから「逆転」を選択して手前の曲線と同じようにします。
この操作を他の線形状にも適用していって、最後に開いた線形状を閉じた線形状に編集しましょう。
最後に厚みがありすぎるようであれば内側のコントロールポイントを移動させて調節しましょう。
ここではかなり薄くしました。
側面はこの作成した、たての線形状を複製コピーして作成していきましょう。よこの線形状の外側はフェンダーの時と同じく上部と接続部分がくっつているように設定します。
鏡面コピーをして正面、側面は完成です。後部はあとで作成しましょう。
というよりは後部は見えないところにあるので手を抜いちゃいましょう。次回の解説で説明しますよ。
このままだと窓がない車になってしまうので、さっそく表面材質の設定をして窓を作ってみましょう。
まず、正面の窓から作りはじめます。こんなかんじになってますよ。
画像は''ここから ダウンロードできます。オリジナルの窓の形にしたい場合は、自分で作っても問題ないですよ。
そのときはガラスの部分を黒、その他の部分をボディーのカラーをあてはめてくださいね。
テクスチャレイヤーは「イメージ」、「拡散反射」に設定します。
表面材質のマッピング設定にある「イメージ編集」から「読み込み」を行います。
読み込んだあと、投影を「z」軸に設定します。投影の横にある編集チェックボックスをオンにすると、四面図にマッピングのプレビューが出てきます。
これを見ながらポイントを動かしたり、サイズの「+」、「-」ボタンやスライダを左右に動かして位置を合わせましょう。
次に、作成した「拡散反射」用のレイヤーを右上にある複製ボタンをクリックして複製します。 図のようにこんどは先ほどの画像とサイズが同じ白黒の画像を読み込んでレイヤ2は「透明度」、レイヤ3は「光沢1」に設定しましょう。
あとは正面と同じ要領で側面も作成していきます。投影は「x」軸になりますよ。 画像をダウンロードして設定してくださいね。
天井も忘れずに作りましょう。 「記憶」、「適用」ボタンを使って側面や正面とつながっているようにコントロールポイントを編集して作成してくださいね。
さいごに、お好みで側面についている線をつけましょう。 ここまでできた人は分かりますよね?「記憶」、「掃引」で作成してくださいね。